『エシカルファッション協議会』発足にあたり

 地球温暖化をはじめとする環境問題や自然災害は、被害にあった地域の問題だけに留まらず、国際交易やサプライチェーン全体にも影響を与えています。「エシカル」というキーワードもSDGsの広まりとともに、メディアや学校教育によって消費者に浸透してきました。
人や社会・環境にやさしい商品・サービスを選ぶという「エシカル消費」から、生産~流通・消費に至るまで、すべての商品サイクルにおいて倫理的であることを目指す「エシカル経済」の実現に向け、欧米をはじめとるするエシカル先進国での動きが活発化しています。
ESG(社会的責任)投資も注目される今、自社のエシカルへの取組をどう捉え、実行しアピールするかという問題は、企業戦略においてさらに重要性を増すと考えられます。
 このような現状において、私たち有志はファッション業界に携わる者として、エシカル経済の実現を目指すことを目的に「エシカルファッション協議会」を立ち上げました。古来から自然を敬い、限りある素材を大切に扱ってものづくりを行ってきた日本には、エシカルファッションを牽引する資質があります。
「エシカルファッション協議会」はエシカルを単なる謳い文句ではなく、成果を伴う地に足が着いた行動へと移し、その重要性を国内へ、そして世界へ発信することを目指しています。

発起人 代表理事 山根 勉

団体名エシカルファッション協議会
設立2022年9月
代表理事山根 勉
常任理事林 英俊  岸田眞一  川口 亮
所在地〒700-0818 岡山市北区蕃山町4番5号
TEL 086-222-6229

『エシカルファッション協議会』目指すこと

  • 情報交換と学びの場を提供するコミュニティづくりをする
  • シェアリング(共有)サーキュラーエコノミー(循環経済)など1社の取組だけで実現しにくい問題に対し協業・協力しあう
  • 全ての人々と地球環境に優しいもの・サービスづくりを目指すことで繊維・ファッション業界から「エシカル経済」を牽引する

エシカルファッション協議会 参加企業31社(2023.5.25現在)

エシカルファッションとは

2006年にロンドンで設立されたEthical Fashion Forumが示している【エシカルファッションの10の基準】は以下の通りです。

   1. 安価で使い捨て型の「ファストファッション」に反対する
   2. 生産する労働者の賃金・権利・労働環境を守っている
   3. 持続可能な生活を支える
   4. 有毒農薬や化学物質の使用問題に取り組んでいる
   5. 環境にやさしい素材を使用、または開発している
   6. 水の使用を最小限にしている
   7. リサイクル、エネルギーやゴミ問題への取り組みをしている
   8. ファッションの持続可能性を開発・促進している
   9. 取り組みを報告し、解決策を広めようとしている
   10. 動物の権利を守っている

エシカル消費とは   

※以下、消費者庁のホームページより引用しています

エシカル消費とは

 エシカル(※)消費とは、地域の活性化や雇用などを含む、人・社会・地域・環境に配慮した消費行動のことです。
私たち一人一人が、社会的な課題に気付き、日々のお買物を通して、その課題の解決のために、自分は何ができるのかを考えてみること、これが、エシカル消費の第一歩です。(※)エシカル=倫理的・道徳的


2015年9月に国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)の17のゴールのうち、特にゴール12に関連する取組です。

人・社会への配慮

 おやつの時間に食べるチョコレートや、毎日身につける衣類の材料となるコットン(綿)など、私たちの身の周りにある食品や製品には、原材料が作られ、加工され、私たちの手元に届くまでにたくさんの人が関わっています。原材料の多くを生産する発展途上国には、安い賃金で働いており十分に生活することができず、貧困に苦しむ人たちがいます。その中には、労働者として働き、学校に通えない子どもが多くいるのも事実です。
また、障がい者が働く施設では、日用品などが製作されていますが、まだ多くの皆さんに浸透しているとはいえません。そして、その結果として障がい者の多くが、安い工賃で働いているという実態があります。

商品やサービスの裏に隠されたストーリーに、思いを巡らせてみませんか?

 人・社会に配慮された商品を見つけて、選んで購入することで、より多くの人が持続可能な生活を送れるようになります。

・フェアトレード認証商品

・売上金の一部が寄付につながる商品

・障がい者支援につながる商品を選択する  など

地域への配慮

 遠方で生産・製造された食材や商品がインターネットを通じて、いつでもどこでも好きなだけ購入できるネットワークが私たちの生活の中に浸透しています。
一方、私たちの住む日本は、山、森、川、海といった豊かな自然に加え、多様な気候や地形の影響もあり、全国各地でその土地特有の産物が作られたり、様々な地域社会が育まれたりしてきました。
「簡単」、「便利」に購入できることは魅力的ですが、「地域の振興」もお買物では大事な視点の一つです。

地元の本屋さん、電器屋さん、肉屋さんなどでお買物をしてみませんか?

 地元の食材を「選ぶ」ことや地元のお店で商品を「買う」ことは、地元を「応援する」ことにつながります。

・地産地消

・被災地で作られたものを購入することで被災地を応援する

・伝統工芸品を購入する など

環境への配慮

「地球」というスケールで社会を考えると、私たちが多様な動植物と共存していることや多くのエネルギー資源、原材料、食料品などを海外から輸入していることに気付かされます。
大量生産・大量消費・大量廃棄の暮らしによって、地球温暖化や海洋汚染などが発生し、生態系が破壊され、エネルギー資源が減少し、異常気象による農作物への被害などが深刻化しています。

日々の暮らしの中で、「もったいない」と思うことは何ですか?

地球環境の現状や問題を「自分には関係ない遠い話」と見過ごすのではなく、より良い未来に向かって、一歩を踏み出しましょう。

・エコ商品を選ぶ

・お買物のときにレジ袋の代わりにマイバッグを使う

・資源保護の認証がある商品やCO2(二酸化炭素)削減の工夫をしている商品を購入する

・マイボトルを利用する

・食品ロス を減らす
 まだ食べられるのに廃棄される食品のこと

・電球を省エネLEDに交換する

・地域のルールに沿ったゴミの分別を徹底する など

みんなで支え合う社会へ

 エシカル消費は「社会が豊かなときに、お金に余裕がある人が実践するもの」ではありません。
一人一人が、思いやりを持った消費行動を心掛けて、商品が届くまでの背景や廃棄された後の影響を考え、そこにある課題を知り、その解決につながるようなモノやサービスを利用することが、次の世代へバトンをつないでいく私たちの役割です。

消費と社会のつながりを「自分ごと」として捉え、世界の未来を変えるために、今から行動しましょう!

カーボンニュートラルに向けた注目すべき企業!!
「廃棄物を何でも炭化する」

現在、注目を集めていることのひとつに、株式会社 大木工藝の 廃棄物を炭にしてCO2をほぼ出さず全体の8割削減を可能にする、環境に配慮したビジネスがあります。

炭化や炭素の活用について詳しく知りたい方、約18分にまとめられたびわ湖放送様の番組動画をぜひご覧ください。

「どのような廃棄物でも炭化する!」独自の技術力を誇る『大木工藝』【経済Now】2023年3月18日放送

現在、ジャルフィックR&Dは、この「炭化ノウハウ」を生かしたプロジェクトを立ち上げ中です。

ジャルフィックR&D は「エシカルファッション協議会」の正式メンバーであり、代表の木口はエシカルファッション協議会の東京事務局長を兼任しています。

エシカルファッション協議会 東京事務局
231-0023 神奈川県横浜市中区山下町1 シルクセンタービル922
      ㈱ジャルフィックR&D内